デートDVの定義と暴力概念

DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、パートナー間の支配関係のことであり、デートDVとは、特に恋愛関係にある二人の間の支配関係のことをいいます。
相手の主体性(安全・安心・自由・自己決定・自信・成長)を奪うこと支配と呼び、それを暴力ととらえています。
支配は、例えば「自分の思い通りにならないと許さない」「自分の理想通りでないと怒る」というかたちなどで現れます。
DVやストーカーが法律で対処される件数は増え続けており、その裏には、法律の枠内で処理されていない数多くのDVやストーカー行為があります。

ここで、「暴力」概念について検討しておきます。
というのは、上記のような「暴力」の理解をする人は少ないからです。
しかし、ここがわからないと、DVというものを正しく理解できません。

暴力については、政治、権力、戦争、社会運動などとの絡みで様々な論議があります。が、ここではDV(性暴力)に直接関係する範囲で概念を整理しておきます。
DVを考えていくとき、暴力とは、物理的に叩くようなことだけをいうのではありません。
したがって、常識的な暴力の理解、すなわち「暴力とは、対話を拒否して、一方の意思を強制するために、対者の意思に反して加えられる直接的物理力のことである」といった類の